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貯食が野ネズミの採餌行動に与える影響
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曽根 晃一
(鹿大) |
アカネズミとヒメネズミは、ドングリを貯食することで知られている。餌を巣内に貯食することで、2種類の野ネズミの採餌行動がどのように変化するのか、室内実験で確かめた。その結果、2種類の野ネズミはいずれも、餌場への訪問や餌場に設置した餌の取り扱い(採餌や運び出し)が減少する傾向を示した。採餌行動の変化は、アカネズミの方が著しかった。これらの調査結果をもとに、貯食行動が野ネズミに与えるメリットや種間差の原因について考察した。 |