805
造成地土壌の物理・化学性(X)
−傾斜の異なるライシメーターでの例−
佐々木 重行
(福岡林技セ)
 傾斜角が5度、15度、25度、35度のライシメータで断面調査及び物理性・化学性の分析を行った。ライシメーターは幅3m、長さ10mで1994年に造成され、1995年春に、スギを3×10本で植栽した。物理性は土壌円筒による孔隙解析を、化学性はC、N、交換性塩基、及びpH(H2O)等について行った。断面調査では、A層は認められなかったが、深さ10?30cm程度まで腐食の混入を認めるようなにぶい黄褐(10YR3/4)が認められた。土壌硬度は、傾斜角が大きい方が表層で低い傾向が見られた。


806
スギ林の表層土壌の化学性について(X)
−複層林の調査例−
福里 和朗
松下 啓太
古嶋 重幸
(宮崎林技セ)
 上木スギ76年生,下木スギ26年生の複層林を対象に堆積有機物量,表層土壌のpH及び交換性塩基について調査した結果,交換性カルシウム,マグネシウム含量が高い傾向が伺えた。