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Growth and photosynthetic electron transport rate of tropical tree seedlings (Cedrela odorata and Khaya ivorensis) under different levels of light, nutrient and soil water.
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ジマーリチャード
中尾登志雄 (宮大) |
In order to find out the growth performance of Cedrela odorata and Khaya ivorensis widely distributed in the forest zone of Ghana, responses of height, diameter, leaf area and electron transport rate (ETR) to different light, nutrient and soil water levels were examined. Two parallel experiments were set up using two-month old seedlings of the two species. In one experiment the effect of different light and nutrient levels on growth and ETR of the species were examined under shade house conditions and in an open site. In the other experiment the effect of soil water on growth and ETR was studied under green house condition. |
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暖温帯に生育するブナ科・クスノキ科高木性常緑広葉樹種における葉の水分生理特性
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作田耕太郎
井上純大 大庭健 (九大) |
葉の水分特性は,葉面におけるガス交換速度を律速する因子の一つであり,また内的・外的な水分環境に対する個体や枝の順応の指標ともなることから,樹木個体の発達や森林群落の動態などを把握する上で重要な因子となりうる.近年,多くの落葉広葉樹種については様々な生理生態学的特性が明らかにされてきているものの,暖温帯林の主要な構成樹種である常緑広葉樹種の特性については未だ不明瞭な点が多い.本研究では,暖温帯林で林冠構成種となる常緑広葉樹種の葉の,生育環境に対する水分特性変異の種間差を明らかにすることを目的とした.材料には熊本県林業研究指導所,舞の原試験林に生育するブナ科樹種,及びクスノキ科樹種より数種を選定し,これらの種について,成木の陽樹冠および陰樹冠の当年,二年生葉のP-V曲線の作成を行った.曲線より得られる水分特性値をもとに,それらの種の生育特性に関して検討を行った. |
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暖温帯林に生育する高木性常緑広葉樹数種におけるシュートの構造的・形態的特性
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井上純大
作田耕太郎 大庭健 (九大) |
樹木はシュートモジュールの積み重ねによって成長するため,様々な環境における樹木個体の成長,更新,生存はシュートの構造的・形態的特性から説明できる可能性がある.近年,多くの落葉広葉樹種についてシュートの様々な特性が明らかにされてきたが,常緑広葉樹種については未だ不明瞭な点が多い.本研究は暖温帯に生育し林冠構成種となる常緑広葉樹数種について,シュートの構造的・形態的特性を明らかにすることを目的とした.材料は熊本県林業研究指導所,舞の原試験林に生育するブナ科樹種,及びクスノキ科樹種より選定した.これらの種について陽樹冠,陰樹冠別に葉の着生している枝を年間成長単位ごとにわけた後,枝については長さ,太さ,乾重を,葉については枚数,葉面積,葉身の長さ,葉柄の長さ,乾重などを測定した.これらの結果からシュートの構造的・形態的特性と,それらの種の生育特性,更新特性,成長特性との関係性について議論を行った. |