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カシ・ナラ類枝枯細菌病に対する総合的防除法の検討(1)
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石原 誠
(森林総研九州) 秋庭満輝 佐橋憲生 |
カシ・ナラ類枝枯細菌病に対する薬剤散布と混植栽培による被害軽減 効果について検討した。 コンテナ栽培ポット苗に対して行った薬効試験ではスプリンクラー散水 下という悪条件にも関 わらず、供試薬剤は防除効果を示した。また非宿主との混植栽培は、カ シ個体間の感染拡大を 鈍化させる傾向が認められ、薬剤散布と組み合わせることによってより 効果的な防除が可能に なると考えられた。 |
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ヤシオオオサゾウムシ被害に対するカナリーヤシへの樹幹注入剤の効果
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黒木逸郎
(宮崎県林技セ) 讃井孝義 岩切裕司 鈴木敏雄 岡部武治 |
宮崎県内ではヤシオオオサゾウムシよるカナリーヤ シの被害が発生しており、被害本数、被害域ともに拡 大している。 対策としてフェニックス頭頂部への薬剤の散布や防 虫ネット巻き付け、伐倒駆除などが行われているが、 樹体が大きいことから作業は困難を極め、処理費用も 嵩んでいる。 このため、作業が容易で安価な方法として薬剤の樹 幹注入試験を実施したので、その概要について報告す る。 |
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薬剤樹幹注入によるヤシオオオサゾウムシ幼虫への殺虫試験
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臼井陽介
(鹿児島県林試) 岡部武治 (井筒屋化学産業) |
2005年に非有機リン系薬剤をカナリーヤシへ樹幹注入し,2ヶ月毎に葉柄を採取し,幼虫へ摂食させたところ,4ヶ月間の殺虫効果を確認した。薬剤致死濃度及 び薬効期間を推定するため,2006年に同木を対象に樹幹注入し,1ヶ月毎に葉柄を採取し,薬剤の濃度を分析した。そして,2005年の殺虫効果をもとに,薬剤致 死濃度を推定した。推定した濃度をもとに人工飼料に薬剤を混入し,幼虫への摂食試験を実施し,致死濃度を決定した。 |