606
早だしタケノコ生産における生分解マルチの効果
谷崎ゆふ
(福岡森林技セ)
早だしタケノコ生産の方法の一つにマルチがあるが、敷設はぎ取り手間が普及のネックとなっている。自然に分解する生分解性マルチを用いてはぎ取り手間を省力化したマルチング技術を開発し、マルチングによる早だし効果を検証する。更に竹林における生分解マルチの土壌分解性について検証する。

607
ヤブツバキの断幹による樹形誘導 −初期の樹冠の拡大と着果−
田嶋幸一
(長崎研農林
技術開発セ),
久林高市,
副山浩幸,
植木寿朗,
柳本和哉
五島地域では、ヤブツバキの実を樹冠から直接もぎ取る方法で採取を行っている。そのため、樹高が高く手が届かなくなった林分からの実の採取は生産性が低い。樹高が高くなったツバキ林では多くの場合樹冠が鬱閉し、結実数も少なくなる。そのため、樹高が高くなったヤブツバキを、断幹(幹を途中から切る)することで、樹高が低く、生産性の高いヤブツバキの林分に導くための試験を行っている。断幹後初期の樹冠形成と結実状況について報告する。

608
強度間伐がスギの成長と木材性質に及ぼす影響(予報)
古賀信也
(九大農),
大槻恭一
強度間伐がスギの成長と材質に及ぼす影響を明らかにするために,2010年10月に九州大学福岡演習林のオビスギ林を対象に間伐率50%で間伐を行った.処理後1年目の成長および軸方向応力波伝播速度の結果について報告する.

609
佐賀県産スギ心持ち平角材の人工乾燥スケジュールの検討
山口 修
(佐賀県林試)
今後供給が増えると考えられる大径材から製材される梁・桁用の平角材について、最適な人工乾燥スケジュールを検討しているので報告する。