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森林管理・林業におけるUAVの活用-広域森林現況把握における活用事例-
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坂元成康 (鹿児島県森林組合連合会) |
鹿児島県森林組合連合会では、森林整備のための測量・調査、路網計画の予備調査用として、平成27年6月にUAV(Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機)を導入した。その後、平成27年8月の台風15号により県内北薩地域を中心に多数の森林被害が発生した。広域にわたる被害地の再造林のため、早期の保険調査並びに施工計画の樹立が必要となり、高解像度オルソモザイク画像作成ソフトウェアを用いた画像処理をおこなうこととした。本会でのこれまでの活用状況、課題について報告する。 |
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森林管理・林業におけるUAVの活用-小型無人ヘリ搭載レーザスキャナによる3次元計測-
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渡辺 豊
(ルーチェサーチ(株))、加治佐剛、寺岡行雄 |
独自に開発した小型無人ヘリにレーザスキャナを搭載し、森林の詳細な3次元計測を行った。航空機レーザ計測に比べてレーザ照射密度は100倍程度となり、樹冠形状をはじめ詳細な計測が可能となった。このような森林情報を、森林経営でどのような活用ができるか議論したい。 |
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森林管理・林業におけるUAVの活用-九州森林管理局における制度・運用上の課題等-
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大政康史
(九州森林管理局)、髙村俊郎、加治佐剛、寺岡行雄 |
森林管理・林業分野でのUAV活用が広がりつつある中、九州森林管理局においても、マルチコプター(無人航空機)を業務に活用すべく、平成26年度より試験的に導入しながら、局独自の運用方針等を整理してきた。この様な折、平成27年度には、首相官邸を始めとした公共の場においてドローンを用いた事件・事故が頻発したことから、「航空法」が一部改正され、無人航空機を飛行させる際の基本的なルールが、法律によっても定められることとなった。林野庁及び九州局においては、この基本的ルールに沿った形で、運用に当たってのマニュアルを今般制定したことから、経緯等も含め紹介する。 |
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森林管理・林業におけるUAVの活用-小型UAVを用いたSfMによる林分3Dモデリング-
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寺岡行雄
(鹿大農)、加治佐剛、鎌田侑成 |
小型UAVにより樹冠上部と地上高での林内写真を撮影し、SfMソフトウェア(Photoscan)を利用して樹木の3Dモデリングを行った。使用写真のオーバーラップ率とモデリングの精度について検証した。上空から撮影した樹冠部のみの写真からは樹幹を含む地上付近はうまくモデリングできないが、地上で撮影した画像を合わせることで、樹幹から樹冠までの全体を3Dモデリング可能であった。 |